2024年2月

映画メモ

【映画20】『カサブランカ』

映画『カサブランカ』を観た。第二次大戦下での亡命の過酷さ・緊迫感が伝わってくる。酒場でナチス関係者が歌っているところで、主人公リックがラ・マルセイエーズを歌うように周りに促す場面が印象に残る。最後の出国場面は手に汗を握っ […]

読書メモ

ジェニファー・ラトナー=ローゼンハーゲン著:入江哲朗訳(2021)『アメリカを作った思想:500年の歴史』ちくま学芸文庫.

目次は以下の通りです。 第1章 諸帝国の世界―コンタクト以前から一七四〇年まで第2章 アメリカと環大西洋啓蒙―一七四一年から一八〇〇年まで第3章 リパブリカンからロマンティックへ―一八〇〇年から一八五〇年まで第4章 思想 […]

読書メモ

中村百合子(2009)『占領下日本の学校図書館改革:アメリカの学校図書館の受容』慶應義塾大学出版会.

中村百合子『占領下日本の学校図書館改革』を読了。戦後初期の学校図書館改革について、主にアメリカ側の影響と日本側の主体性の問題、戦前戦後の学校図書館教育の思想的な繋がりに焦点が当てられている。戦前の遺産や日本側の主張も多く […]

映画メモ

【映画19】『コレクティブ 国家の嘘』

映画『コレクティブ 国家の嘘』を観た。これがドキュメンタリーだとしたら、どうやって撮影したの?と驚かざるを得ない。描かれるルーマニアの医療や政治の腐敗は驚くべきものだが、この映画を作れているメディアや市民側の底力の高さを […]

読書メモ

佐々木てる編著(2016)『マルチ・エスニック・ジャパニーズ:○○系日本人の変革力』明石書店.

佐々木てる編著『マルチ・エスニック・ジャパニーズ』を読了。「○○系日本人」という枠組みでの多様なエスニシティの可能性を模索した本。やや独特な枠組み設定なのかもしれないが、「日本人」の同質的なイメージを内外から問い直す試み […]

映画メモ

【映画18】『シー・セッド その名を暴け』

映画『シー・セッド その名を暴け』を観た。性犯罪告発運動である#MeToo運動のきっかけとなった事件が新聞掲載されるまでの記者達の戦いや被害者らの葛藤を描いた作品。性的被害を受けた側が、いかに声をあげづらく、それでいてそ […]

映画メモ

【映画17】『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』

映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』を観た。三島も全共闘も思想信条は違えど「反米愛国主義者」であり、「あいまいで猥褻な、この国」を敵視していた、という話が印象的。全共闘運動は敗北したのか、という問いへの関係者 […]

映画メモ

【映画16】『ミュンヘン』

映画『ミュンヘン』を観た。1972年ミュンヘン・オリンピックでの選手殺害から始まる作品。スピルバーグ作。イスラエル寄りと言い切れない複雑さがあり、背後での欧米各国の利害の絡み合いや、復讐の連鎖が続く構図が描かれる。殺害の […]