古典メモ

古典メモ

安井俊夫(1985)『学びあう歴史の授業:知る楽しさを生きる力へ』青木書店.

安井俊夫『学びあう歴史の授業』を読了。楽しい授業、主権者を育てる授業、共感を大切にする授業など、著者のこだわりが絡まり合い、読みごたえがある。改めて読んで、著者が、具体的な当時の人の視点に立って、その時代の「しくみ」を捉 […]

古典メモ

長岡文雄(1986)『考えあう授業』黎明書房.

長岡文雄『考えあう授業』を読了。著者は、児童一人一人の個性的な学びや考えを尊重することを奨励するが、それでいて教員側の指導性や教材研究の重要性も強調する。その両者をどう両立するかという点に関するヒントが、本書に書かれてい […]

古典メモ

片上宗二(1985)『社会科授業の改革と展望:「中間項の理論」を提唱する』明治図書.

片上宗二『社会科授業の改革と展望』を読了。現代的示唆に富む本だと感じた。今も、「・・なのになぜ~~なのか」のようにして、生徒の認知的な不協和や驚きを誘い、そこからなぜ型の授業を展開する授業論は一定の人気がある。ただ本書は […]

古典メモ

谷川彰英(1988)『柳田国男と社会科教育』三省堂.

谷川彰英『柳田国男と社会科教育』を読了。戦後教育を考える際に、社会にしても道徳にしても、戦後以前に日本にあったものを再発見・吟味していくべき、という立場が特徴的。これは宮本常一含め、民俗学ルーツの特徴なのかも。谷川氏の地 […]

古典メモ

築地久子(1987) 『生きる力をつける授業―カルテは教師の授業を変える―』(社会科の初志をつらぬく会(個を育てる教師のつどい)編)黎明書房.

 児童が勝手に話し合いをはじめて、勝手に席を立ちあがり、似た考えの人同士で作戦会議を始める。何を今日話し合いたいかも場合によっては児童が決める。著者は、授業中に児童が自由に教室を動き回ることを認めています。  築地先生と […]