最近読んだ本の感想メモの情報です。(一部のみ掲載しています。) 2024年 【本103】瀬川拓郎(2015)『アイヌ学入門』講談社現代新書. 【本102】ダイアナ・E・ヘス著:渡部竜也・岩崎圭祐・井上昌善監修(2021) […]
2024年10月
瀬川拓郎(2015)『アイヌ学入門』講談社現代新書.
https://amzn.asia/d/7KtYao3 『アイヌ学入門』を読了。アイヌの人々を「自然と共生する民」と捉えることが一面的であると指摘し、アイヌの人びとが、閉じた世界に暮らしていたのではなく、異民族との交易や […]
ダイアナ・E・ヘス著:渡部竜也・岩崎圭祐・井上昌善監修(2021)『教室における政治的中立性:論争問題を扱うために』春風社.
https://amzn.asia/d/b1KlI5X 『教室における政治的中立性』を再読了。論争問題学習のあり方や論点を、アメリカの学校調査データを豊富に交えて論じている。私の周りでも、「大人でも難しい論点を子どもが話 […]
戸谷 洋志(2023)『SNSの哲学: リアルとオンラインのあいだ』創元社
https://amzn.asia/d/b54G8rf 『SNSの哲学』を読了。SNSに焦点を当て、承認、時間、言葉、偶然性、連帯のキーワードから論じている。一番印象に残ったのは、SNSによって、私的領域と公的領域の境目 […]
Parkerson, D. (2001).Transitions in American Education, Routledge.
https://amzn.asia/d/2mTBjyI 『Transition in American Education』を読了。アメリカ教育社会史を各論で論じた感じの本。論点は多岐で勉強になった。「昔のアメリカは民族 […]
探究学習研究会他編(2024)『「探究学習」とはいうけれど―学びの「今」に向き合う―』晃洋書房.
https://amzn.asia/d/8Y3cVvF 『「探究学習」とはいうけれど』を読了。とても良かった。探究学習を実践・運営する際に起こりがちな「モヤモヤ」に学問的知見をもとに答えようとしている本。印象に残ったのは […]
石井英真編著(2022)『高等学校 真正(ほんもの)の学び、授業の深みー授業の匠たちが提案するこれからの授業』学事出版.
https://amzn.asia/d/86MZaKw 『高等学校 真正の学び、授業の深み』を読了。計20個の実践は、本格派・重量級で、「授業の匠」という副題を実感。それぞれは個々の教師の実践紹介だが、編者の石井先生の論 […]
八田幸恵・渡邉久暢(2023)『深い理解のために 高等学校 観点別評価入門』学事出版.
https://amzn.asia/d/0U4UQXE 『深い理解のために 高等学校 観点別評価入門』を読了。この本は、高校関係者以外も読むべきだと思った。特に良い点は、よくある教員の不安に一つ一つ答える形式と、主体的に […]
新しい論文が掲載されました。
以下の論文が掲載されました。 斉藤仁一朗「1930年代米国ヴァージニア州における改訂版コースオブスタディの黒人学校への導入」『日本の教育史学』67, pp.62-76. コア・カリキュラムであったり、日本の戦後初期に影響 […]
黒川みどり(2021)『被差別部落認識の歴史:異化と同化の間』岩波書店.
https://amzn.asia/d/e1yZ7qB 『被差別部落認識の歴史』を読了。従来の部落史研究と異なり、本書では民衆による差別の意識や論理、それと日本社会の構造の結びつきを明らかにしていく。その視点は、明治初期 […]
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