『新教科誕生の軌跡』を読了。様々な反発もありつつも、新教科が誕生する過程を紹介した本。印象に残るのは、各方面の関係者(研究者、学校関係者、行政関係者など)を巻き込んだ体制作り。背景には、46答申からの影響や、昭和50年代 […]
読書メモ
マグヌスセン矢部直美他(2013)『文化を育むノルウェーの図書館: 物語・ことば・知識が踊る空間』新評論.
『文化を育むノルウェーの図書館』を読了。印象に残ったのは、図書館の役割が幅広いことだ。文化とアートの拠点。出会いの場。文化保護の場。移民の利用を促す多文化ネットワークの役割。様々な読書サークル、コンサート、ギャラリー、コ […]
宗實直樹(2021)『深い学びに導く社会科新発問パターン集』明治図書.
『深い学びに導く社会科新発問パターン集』を読了。 教師は子どもに問い方を教えていくために発問する、というスタンスに強く共感。子どもに「自ら問い続ける力をつけるため」にこそ、発問がいるという論旨。だからこそ、子どもが質の良 […]
齋藤孝(2019)『読書する人だけがたどり着ける場所』SB新書.
『読書する人だけがたどり着ける場所』を読了。ネットにはない読書の魅力説明の方法を探して手に取った。ネットか読書かの2択というよりも、現代人が大量の知識を、「情報の消費」として捉えてしまっているのが、問題なのだろうかとも感 […]
荒木飛呂彦(2011)『荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論』集英社新書.
『荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論』を読了。今年読んだ本の中で一番揺さぶられた感がある。ジョジョの著者である荒木氏が、自分が勧めるホラー映画約100本をジャンル別に紹介し、ホラー映画を見る意義を熱く語っている。万人が観るべ […]
阿古真理(2015)『「和食」って何?』ちくまプリマー新書.
『「和食」って何?』を読了。ユネスコ無形文化遺産に登録された和食。そもそも和食って何なんだと再考させてくれる本。現代社会に揉まれる一個人として、結構悩まされる本だった。日本の食の歴史も様々な角度からの説明があり面白い。明 […]
秋田喜代美・藤江康彦(2019)『これからの質的研究法―15の事例にみる学校教育実践研究』東京図書.
『これからの質的研究法』を読了。学校に関わる、授業、カリキュラム、学級集団、学校文化、教師の仕事など、様々な質的研究のアプローチが紹介されてる。談話分析、会話分析、ナラティブ分析に関して、発話や語りを、文脈の全体性を保持 […]
梅澤貴典(2023)『ネット情報におぼれない学び方』岩波ジュニア新書.
『ネット情報におぼれない学び方』を読了。 あまりにも簡単に「それらしい情報」が見つかってしまうネット時代。その中でネットでなんでも分かるわけではないことを、事例をもとに論じていく本書。 ネットだけが頼りな人が多いほど、調 […]
佐久間勝彦(2003)『フィールドワークでひろがる総合学習』一茎書房.
『フィールドワークで広がる総合学習』を読了。元の本を継承していることもあり、紹介される授業自体は社会科の本という印象。ただ、歩き回って情報を集めつつ、文献も読みつつ、試行錯誤し続ける著者のスタイル自体に、総合学習的な精神 […]
田中博之(2021)『高等学校 探究授業の創り方―教科・科目別授業モデルの提案』学事出版.
『高等学校 探究授業の創り方』を読了。高校の各教科が探究モデルと接触しながらどのように変化していくのかを、ざっと確認するのに良さそうな本でした。(高校教育と探究学習の接触は、教育史研究者としても興味ある話。)当然、教科や […]
最近のコメント