本書は、実証研究の成果に基づき、陰謀論受容のメカニズム を説明した本です。本書では、陰謀論の定義を、「『重要な出来事の裏では、一般人には見えない力がうごめいている』と考える思考様式」としています。陰謀論的思考の概念測定に […]
読書メモ
マーク・モラノ著:渡辺正訳(2019)『「地球温暖化」の不都合な真実』日本評論社.
「実のところアマゾンの森は減ってなどいない」(p.18.)「科学者たちは合意などしていない。人間活動が温暖化を激しく進めているという叫びに、根拠はほとんどないのだから。」(p.23.)「名だたる気候学者も、CO₂濃度がい […]
広井良典(2026)『日本の未来像:地球定常文明のデザイン』岩波新書.
広井先生のこれまでの著作におけるアイデアが関連し合いながら、AIによる未来予測のシミュレーションのデータも紹介されながら、日本の未来像が論じられています。AIシミュレーションを特に期待して読んだところがあったのですが、読 […]
中井遼(2025)『ナショナリズムとは何か-帰属、愛国、排外主義の正体』中公新書.
ナショナリズムについて、主に量的な統計手法によって分析している本です。個人的には初めて知る情報が多く、勉強になりました。前提として、この本は、ナショナリズムを悪と捉えきるのではなく、もう少し俯瞰して、その特性や周りとの関 […]
イヴァン・イリッチ著:東洋・小澤周三訳(1977)『脱学校の社会』東京創元社.
誰もが知るレベルの名著です。脱学校といっても、学校をこの世から消そうとしているわけではなく、社会が「学校化」された状況を変化させ、学習や教育の価値を回復するための制度の再設計をめざしているということなのだと捉えて読みまし […]
柳澤要・鈴井賢一・上野淳(2004)『アメリカの学校建築』ボイックス.
建築を専門とする先生方が、アメリカの学校を回り、その校舎の特徴を分析している本です。日本の学校との比較の話も沢山あり、非常に参考になりました。また事例紹介にとどまることなく、アメリカの学校の校舎の歴史的変遷や、大まかな類 […]
華井和代(2016)『資源問題の正義: コンゴの紛争資源問題と消費者の責任』東信堂.
公正志向の消費者教育研究に繋がる研究成果として、大変刺激を受けました。 本書では、今後における紛争鉱物資源の問題を、様々な視点から分析し、最終的には日本にいる消費者の社会的責任を問い直し、今後の方策までも提案されています […]
歴史教育者協議会(1979)『地域に根ざす歴史教育の創造:歴教協30年の成果と課題』明治図書出版.
歴教協の30年を振り返り、成果と課題をまとめた本。自団体史ということになりますが、様々に勉強になりました。改めて、1947年後の指導要領への対抗スタンスとして、新教育、経験主義に対する反対の立場が徹底されていることを再確 […]
河野誠哉(2024)『個人幻想:教育的価値の歴史社会学』筑摩書房.
教育における「個性」の語られ方を歴史社会学的に分析した本です。「個性」の語に注目が集まったのは、明治以降で主に、大正期と1980~90年代だとされます。その二つの時期の個性概念を詳述しつつ、両者の違いを明確に述べています […]
ウルリッヒ・ブラント・マークス・ヴィッセン著(2021訳)「地球を壊す暮らし方:帝国型生活様式と新たな搾取』岩波書店.
斎藤幸平の『「人新世」の資本論』の鍵概念にもなっている「帝国的生活様式」について、より詳述した本です。斎藤本よりも読みやすくはないですが、新しい気付きがいくつもありました。 帝国型生活様式については、以下のように定義がな […]
最近のコメント