https://amzn.asia/d/2AGZgVn 『高校生のための税金入門』を読了。税金理解を深めたくて読んだので面白かった。ただ、「高校生のため」というより、「大人の教養として」の本という印象を受けた。その理由は […]
読書メモ
松井隆志(2024)『流されながら抵抗する社会運動:鶴見俊輔『日常的思想の可能性』を読み直す』現代書館.
『流されながら抵抗する社会運動』を読了。恥ずかしながら、鶴見俊輔に関するがっつりとした本を読むのは初めてだったが、鶴見俊輔の論を社会運動論として捉え、鶴見の思想の「後ろ向きさ」に現代の(特に若者にとっての)社会運動の示唆 […]
藤野豊(2006)『ハンセン病と戦後民主主義:なぜ隔離は強化されたのか』岩波書店.
『ハンセン病と戦後民主主義』を読了。戦後の日本において、「なぜ隔離が(戦前より)強化されたのか」が本書の最大のテーマ。19頁に「わたくしは、むしろ、戦後民主主義そのものが絶対隔離政策を求めていたと考える」とある。この意味 […]
鈴木大介(2023)『ネット右翼になった父』講談社現代新書.
『ネット右翼になった父』を読了。読めばわかるが、タイトルから想起する結論とは、よい意味で異なる内容。読んでハッとさせられる点も多い。対父親というわけではないが、「○○なんて言う(する)なんて、あの人は…に違いない」と、相 […]
鈴木優美(2010)『デンマークの光と影:福祉社会とネオリベラリズム』壱生舎.
https://amzn.asia/d/iJ88PSW 『デンマークの光と影』を読了。幸福度ランキングや、北欧型福祉モデルのイメージで日本では知られるデンマーク。その福祉社会に見られる新自由主義の台頭とそれによる社会変化 […]
中央大学経済学部(2017)『高校生からの経済入門』中央大学出版部.
https://amzn.asia/d/3Uqc9hG 『高校生からの経済入門』を読了。全ての章のタイトルが問いの形になっており(例:どうして大学に行くの?)、経済学者らの工夫を様々に感じる。 個人的に一番ヒットしたのは […]
國分功一郎(2017)『中動態の世界:意志と責任の考古学』医学書院.
https://amzn.asia/d/ccE7y37 『中動態の世界』を読了。行為の能動性/受動性の区別が本当にできるのかを問い、「中動態」の概念をヒントに、様々な言語や思想を分析し、自由のあり方を論じた本だった。中盤 […]
藪下遊・髙坂康雅(2022)『「叱らない」が子どもを苦しめる』ちくまプリマー新書.
https://amzn.asia/d/eNpQxtg 『「叱らない」が子どもを苦しめる』を読了。日頃、私が手に取らないタイプの本なのだけど、知り合いから勧められて読んだ。色々と考えさせられる。 私の理解としては、本書で […]
伊藤真(2009)『なりたくない人のための裁判員入門』幻冬舎新書.
https://amzn.asia/d/9JSheVa 『なりたくない人のための裁判員入門』を読了。総論としての司法への市民参加の意義を整理しつつ、裁判員制度の議論の不足や問題点を多方面から説明し、仮に裁判員に選ばれた際 […]
塚原久美(2022)『日本の中絶』ちくま新書.
https://amzn.asia/d/iy9IH5r 『日本の中絶』を読了。アメリカの友人と、中絶論争について意見交換する前に、日本の文脈を理解しようと思ってこの本を手に取った。とても勉強になった。宗教的な倫理観を根底 […]
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