アメリカのカリキュラム史において、マイノリティが描かれ、論じられなかった課題を問題視し、アメリカのカリキュラム史の「多文化的な歴史的ルーツ」を明らかにしようとした本でした。 「批判理論」「コロニアル・スタディーズ」「文化 […]
読書メモ
栄留里美・長瀬正子・永野咲(2021)『子どもアドボカシーと当事者参画のモヤモヤとこれから:子どもの「声」を大切にする社会ってどんなこと?』明石書店.
子どもの声を大切にする・取り戻すことの意義、必要性を、社会的養護を必要とする状態にある子どもの視座から考えていく本です。 本書で何度も出てくる「環状線の断面図」のイメージはとても分かりやすく、同時に自分の立ち位置や、声を […]
小玉重夫(2026)『シティズンシップ教育』放送大学教育振興会.
シティズンシップ教育を、欧米の教育哲学や教育思想の観点から捉えようとしている本です。福祉国家の危機以前の話はもとより、近代以前の話も豊富に含みこまれており、シティズンシップ教育の教育史に関心がある私としても、大変興味深く […]
垣内国光・岩田美香・板倉香子・井原哲人・宮地さつき編(2026)『子ども家庭福祉:よりそう・とらえる・考える:社会のなかの子どもと家族』生活書院.
子どもを取り巻く家庭福祉について、論じた本です。色々と勉強になりました。私自身の関心に引き付けていくつか感想を残しておきます。 第一に、社会保障教育という観点から考えると、子どもの権利や子ども福祉制度、子どもの貧困などを […]
松岡克政・木全賢(2010)「マインドマップ:デザイン思考の仕事術』PHP研究所.
マインドマップやデザイン思考の考え方と、マインドマップの実際のやり方や事例について論じた本でした。 マインドマップは、授業作りで思考ツールとしてもよく登場する手法ですが、デザイン関係の専門家が論じるマインドマップの意義や […]
楠見孝・道田泰司(2015)『批判的思考 (ワードマップ)ー21世紀を生きぬくリテラシーの基盤』新曜社.
多義的に用いられがちな「批判的思考」の論点をまとめてくれている本。批判的思考の研究の幅広さが実感できて、勉強になった。批判的思考の諸概念として「反省性・省察性」「合理性・論理性」「批判性・懐疑性」の三つの視点から捉えよう […]
エリサベス・アルネール、ソルヴェイ・ソーレマン著:伊集守直他訳(2021)『幼児から民主主義: スウェーデンの保育実践に学ぶ』新評社.
とても良い本でした。保育のことを書いているのですが、その論点の本質は、小学校以降の問題解決学習や、高校にまでに至る探究的な学習とも通ずる点が多いように感じました。 「影響力」「責任」「イニシアティブ」という言葉が、個人的 […]
バーバラ・A・シュルツ・ジョーンズ、ダイアン・オバーグ編:大平睦美他訳(2016)『IFLA学校図書館ガイドラインとグローバル化する学校図書館』学文社.
学校図書館の日本の立ち位置が気になり、手に取った本でした。まだまだ理解は浅いですが、初めて知ることも多く、勉強になりました。 1970年代以降に国際的な意味での学校図書館基準やガイドラインの作成が始まり、同時期にIFLA […]
根本 彰(2019)『教育改革のための学校図書館』東京大学出版会.
根本先生の著書『図書館教育論』を読んだ際に、日米の学校図書館の歴史を比較する意義を強く感じたのですが、この本でも、歴史的なアプローチの強みを感じました。 その上で、幾つか気付いた点を記録しておきます。 日米比較をした場合 […]
南川文里(2024)『アファーマティブ・アクション:平等への切り札か、逆差別か』中公新書.
南川先生の本は既に何冊か読ませていただいていますが、アファーマティブアクションの歴史や現在を理解するうえで、とても勉強になりました。いくつか感想をメモしておきます。 一つは、制度的人種主義とは何か?という視点は今も有効で […]
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