「サブカルチャーとサブカルは全然違う概念なんだよ!」という著者の叫びが聞こえてきそうな本だった。いわゆるアニメ・マンガ的な系譜は限りなく相対化されて、歌や文学、演劇を含めた様々な文化が入り乱れ、入り混じる戦後史を体感でき […]
読書メモ
犬塚美輪(2025)『読めば分かるは当たり前?:読解力の認知心理学』ちくまプリマ―新書.
「教科書が読めるとはどういうことなのか?」という点にはずっと関心があり、授業準備で読んだ本。いくつも気づきがあった。読解力を「表象構築」「心を動かす読解」「批判的読解」の三つの概念に分けて論じている。結果として、教科書記 […]
NHK取材班(2019)『データでよみとく 外国人”依存”ニッポン』光文社新書.
大きな変化を遂げつつある日本を実感できるような、様々なデータや事例が示されており、参考になる本です。最新版の続編が欲しい。 内容はいたって真面目で、多文化共生社会を志向する内容も豊富に含まれています。それにもかかわらず、 […]
内藤 正典(2024)『国境って何だろう? 14歳からの「移民」「難民」入門 (14歳の世渡り術)』河出書房新社.
気になっていた「14歳の世渡りシリーズ」の一冊。読者に自分が難民、移民になる日のことを連想させながら話を進める論理構成が巧みだった。内藤先生の授業もきっと面白いのだろうなあと予想する。
加藤達也(2025)『社会科「自己調整学習」:学び方を生かした単元デザイン』明治図書.
読後感として、自己調整学習は、プロジェクト学習や探究的な学習と親和性が高いようには思えたが、それが理論レベル、理念レベルで重なるものなのか、そこらへんが私はまだ不勉強で、もう少し吟味を重ねてみたいと感じた。単元を貫く問い […]
岩渕功一(2025)『多様性とどう向き合うか:違和感から考える』岩波新書.
昨年末に読んだ岩渕功一編(2021)『多様性との対話:ダイバーシティ推進が見えなくするもの』青弓社.と方向性は重なる本だと理解しながら読んだ。「共関」と「協繋」という概念を初めて学ぶことができた。共関は、「立ちはだかる壁 […]
加藤映子(2020)『思考力・読解力・伝える力が伸びる ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ』かんき出版.
私自身、日々、子どもの寝かしつけの際に読み聞かせをする立場だが、本書を読んで色々と考える機会がありました。 本書では「ダイアロジック・リーディング」という方法が提案されています。ダイアロジック・リーディングとは、「子ども […]
清水晶子、ハン・トンヒョン、飯野由里子(2022)『ポリティカル・コレクトネスからどこへ』有斐閣.
「ポリコレ」といった場合、私の感覚では、今だとやや冷笑的に使われることが多いのではないか。最近ポリコレがうるさくて色々とテレビが面白くなくなったよね、のように。しかし、この本を読んだときに、ポリコレへの社会のリアクション […]
平田竹男(2023)『世界資源エネルギー入門:主要国の基本戦略と未来地図 単行本』東洋経済新聞社.
エネルギー政策、エネルギー資源論を考える上での勉強になった!本書の軸には、エネルギー政策は三つのEによって考えるべきという考え方がある。「三つのE」とは、国家の安全性、地球環境、経済性の三つの視点。日本のエネルギー政策を […]
深井有(2011)『気候変動とエネルギー問題:CO₂温暖化論争を超えて』中公新書.
本書の主張は、(1)地球温暖化が仮に起きているとしても、それはCO₂の増加によって起こっているわけではなく、地球の周期的な気候変動によるものである。(2)だからこそ、CO₂排出量の削減量をめぐる議論から抜け出して、今後必 […]
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