『セルフスタディを実践する』を読了。セルフスタディの特性は「協働的エンパワーメントである」(p.287.)という言葉が良い。セルフスタディにも様々に目的や方法があると実感。目的も、実践改善、価値観の探究、実践者集団の課題 […]
読書メモ
遠藤正敬(2024)『戸籍と国籍の近現代史【第3版】――民族・血統・日本人』明石書店.
『戸籍と国籍の近現代史【第3版】』を読了。こういう内容こそ、日本のシティズンシップ教育で扱うべきなんだと思う。なぜ私たちは、戸籍の身分登録を必要とされ、個人の登録だけではダメなのか。マイナンバーが普及したら、戸籍制度は必 […]
NHK取材班(2020)『AI vs.民主主義: 高度化する世論操作の深層』NHK出版新書.
『AI vs. 民主主義』を読了。ざっくりは見聞きしている情報でも、まとまった本で読むと背筋が凍る。米国大統領選を中心に紹介されるマイクロターゲティングの例。個人データをAIに学習させ、個々人の政治的傾向にカスタマイズし […]
坂本旬他著(2022)『デジタル・シティズンシップ プラス: やってみよう! 創ろう! 善きデジタル市民への学び』大月書店.
『デジタル・シティズンシップ+』を読了。情報モラル教育と違いを強調しつつ、テクノロジーの良い面と悪い面を見極め、その両面と向き合う(悪い面だけを強調しない)学習者の育成を目指している印象。使いこなすスキル・知識習得の場を […]
ライフサイエンス(2019)『関東と関西 ここまで違う! おもしろ雑学』三笠書房.
『関東と関西:ここまで違う!おもしろ雑学』を読了。明確な引用・参照情報がなく、「○○な説の可能性」が並ぶので信用しきれないが、こういう本は読んでて楽しい。関西のパン購入金額が関東より高い背景や、味付けの濃い・薄いの背景に […]
大畑裕嗣編(2024)『社会運動の社会学』有斐閣.
『社会運動の社会学』を読了。なぜ人びとは社会運動を起こすのか。同じく不満を抱えていても、なぜ運動がおこる地域と起こらない地域があるのか。こういった問いを軸に構成されている。社会運動の多様な種類や社会運動の生起条件を説明す […]
小松理虔(2021)『地方を生きる』ちくまプリマー新書.
『地方を生きる』を読了。著者のバイタリティに驚くしかないが、元々は地元に興味がなかった著者が、様々な経験を経て興味を持つに至る流れが良かった。キーワードは「面白がる」。目的志向に動くのではなく、結果として出てくるもの(エ […]
伊東亮三(1984)『公民教科書を活用したわかる授業の創造』明治図書.
https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-426902-8 『公民教科書を活用したわかる授業の創造』を読了。優れた教師は教科書を利用しないというやや矛盾した状況。時折起こる教科書内 […]
吉冨芳正・田村学(2014)『新教科誕生の軌跡:生活科の形成過程に関する研究』東洋間出版社.
『新教科誕生の軌跡』を読了。様々な反発もありつつも、新教科が誕生する過程を紹介した本。印象に残るのは、各方面の関係者(研究者、学校関係者、行政関係者など)を巻き込んだ体制作り。背景には、46答申からの影響や、昭和50年代 […]
マグヌスセン矢部直美他(2013)『文化を育むノルウェーの図書館: 物語・ことば・知識が踊る空間』新評論.
『文化を育むノルウェーの図書館』を読了。印象に残ったのは、図書館の役割が幅広いことだ。文化とアートの拠点。出会いの場。文化保護の場。移民の利用を促す多文化ネットワークの役割。様々な読書サークル、コンサート、ギャラリー、コ […]
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