読書メモ

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さくらももこ(2001)『もものかんづめ』集英社

さくらももこ『もものかんづめ』を読了。著者の周りの出来事の数々も驚きだが、著者の洞察力と表現力が際立つ。とにかく比喩表現の種類が豊富で、不謹慎なのに嫌味のない笑いを誘うバランス感。今思えば、日曜夜のサザエさんとちびまる子 […]

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倉石一郎(2014)『アメリカ教育福祉社会史序説: ビジティング・ティーチャーとその時代』春風社.

倉石一郎『アメリカ教育福祉社会史序説』を読了。本書を通読しきれてなかった自分を恥じる。学校が福祉機能化していくことの意味や、社会運動が制度化したり科学化や専門職化と交差した時のジレンマを実感する。田舎や南部の教育への指摘 […]

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ジェニファー・ラトナー=ローゼンハーゲン著:入江哲朗訳(2021)『アメリカを作った思想:500年の歴史』ちくま学芸文庫.

目次は以下の通りです。 第1章 諸帝国の世界―コンタクト以前から一七四〇年まで第2章 アメリカと環大西洋啓蒙―一七四一年から一八〇〇年まで第3章 リパブリカンからロマンティックへ―一八〇〇年から一八五〇年まで第4章 思想 […]

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中村百合子(2009)『占領下日本の学校図書館改革:アメリカの学校図書館の受容』慶應義塾大学出版会.

中村百合子『占領下日本の学校図書館改革』を読了。戦後初期の学校図書館改革について、主にアメリカ側の影響と日本側の主体性の問題、戦前戦後の学校図書館教育の思想的な繋がりに焦点が当てられている。戦前の遺産や日本側の主張も多く […]

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佐々木てる編著(2016)『マルチ・エスニック・ジャパニーズ:○○系日本人の変革力』明石書店.

佐々木てる編著『マルチ・エスニック・ジャパニーズ』を読了。「○○系日本人」という枠組みでの多様なエスニシティの可能性を模索した本。やや独特な枠組み設定なのかもしれないが、「日本人」の同質的なイメージを内外から問い直す試み […]

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木下 理仁(2019)『国籍の?(ハテナ)がわかる本─日本人ってだれのこと? 外国人ってだれのこと?』太郎次郎社エディタス.

木下理仁『国籍の?(ハテナ)がわかる本』を読了。「○○人」の語をめぐる論点が整理されてる。例えば「日本人」「日本国民」の違い。様々な国の人が考える「○○人」の条件。国際結婚や子供の国籍(二重国籍含む)。日本で起こりやすい […]

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今尾 恵介(2016)『地図で解明! 東京の鉄道発達史』ジェイティビィパブリッシング.

今尾恵介『地図で解明!東京の鉄道発達史』を読了。東京の勤め人が増え、宅地が増え、人口が増え、ホワイトカラーや大学が増え、観光が増え…といった20世紀の歴史が鉄道史と路線図で学べる本。小田急ユーザーとして、「いっそ小田急で […]

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久保園梓(2023)『米国シカゴの市民性教育:子どものエンパワメントの視点から』東信堂.

久保園梓『米国シカゴの市民性教育:エンパワメントの視点から』を読了。実践とその政策的、理論的な背景を、現地調査の知見を踏まえ丁寧に論じている。個人的には、生徒が自分の声を発し、社会を分析し、協働するためのスキルの保障とサ […]