読書メモ

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秋田喜代美・藤江康彦(2019)『これからの質的研究法―15の事例にみる学校教育実践研究』東京図書.

『これからの質的研究法』を読了。学校に関わる、授業、カリキュラム、学級集団、学校文化、教師の仕事など、様々な質的研究のアプローチが紹介されてる。談話分析、会話分析、ナラティブ分析に関して、発話や語りを、文脈の全体性を保持 […]

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田中博之(2021)『高等学校 探究授業の創り方―教科・科目別授業モデルの提案』学事出版.

『高等学校 探究授業の創り方』を読了。高校の各教科が探究モデルと接触しながらどのように変化していくのかを、ざっと確認するのに良さそうな本でした。(高校教育と探究学習の接触は、教育史研究者としても興味ある話。)当然、教科や […]

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佐藤浩章(2021)『高校教員のための探究学習入門―問いからはじめる7つのステップ』ナカニシヤ出版.

『高校教員のための探究学習入門』を読了。探究学習の基本プロセスを示し、関連書も紹介しつつの解説が分かりやすい。Q&Aがとても良かった。探究活動が調べ学習に終わらないために、生徒に提案・改善策を求める工夫。生徒がイ […]

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溝上慎一他編(2018)『高大接続の本質:「学校と社会をつなぐ調査」から見えてきた課題』学事出版.

『高大接続の本質』を再読了。高校生を約10年間追跡する「10年トランジション調査」の結果報告とその考察結果から得られる提言や関係者の意見交換をまとめた本。一番強烈な主張は、高校でいくら勉強ができても、キャリア意識が弱いと […]

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岡真理(2023)『ガザとは何か:パレスチナを知るための緊急講義』大和書房.

『ガザとは何か』を読了。「ガザ、それは実験場です」という言葉が強烈。全体を通し、イスラエルの方針は勿論だが、日本を含めた世界の主要メディアの報道を強く批判している。例えば、「憎しみの連鎖」「暴力の連鎖」という語で曖昧にし […]

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ロジャース・ブルーベイカー著:佐藤成基・佐々木てる監訳『フランスとドイツの国籍とネーション:国籍形成の比較歴史社会学』明石書店.

『フランスとドイツの国籍とネーション』を読了。一般に、出生地主義のフランス、血統主義のドイツとして語られやすいが、両国の国籍制度の成立史や、背後にあるネーション概念の違い、論争の変遷を描いている。国籍を政治的、文化的な文 […]

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山我哲雄(2014)『キリスト教入門』岩波ジュニア新書.

『キリスト教入門』を読了。キリスト教の歴史理解と現代理解の両方の上で勉強になった。キリスト教誕生時期に関して、本書は「歴史的イエス研究」の立場をとる。印象的だったのは、イエスを含む初期の指導者たちが、自分たちの信仰がユダ […]

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前田麦穂(2023)『戦後日本の教員採用―試験はなぜ始まり普及したのか―』晃洋書房

『戦後日本の教員採用』を読了。「教員採用試験」の語は今では当たり前のように使われるが、そもそもこのような試験が普及したのはいつで、その目的はなんだったのか。日頃頻繁に見聞きするこの語の過去を辿る本書を読んで、歴史的アプロ […]