タイトルと内容との間に若干のずれを感じたが、勉強になった。不登校・登校拒否の理由が分かりやすく連帯しやすかった時代から、抽象的で多様化する「生きづらさ」の時代へのシフトが生まれている点が印象に残った。不登校の支援の話を通 […]
読書メモ
武田緑(2021)『読んで旅する、日本と世界の色とりどりの教育』教育開発研究所.
著者が、国内外の様々な教育現場をまさに「旅」をして、その体験や関連する情報をまとめた本となっています。紹介される事例の中には、有名な事例も多いですが、本書の一番の魅力は、「自分も現場を見に(旅しに)行きたい!」と思わせて […]
藤原さと(2025)「こどもと民主主義をつくる:教育にできること』平凡社.
教育における民主主義であったり、民主主義へと繋がる教育のあり方とは何かという点を軸にしながら、世界各国の事例や、幼児期、小学校気、10代、成人の民主主義と教育の事例を論じるなど、非常に幅広い論点が包括されている。そういっ […]
中野重人(1992)『新訂 生活科教育の理論と方法』東洋館出版社.
1989年に誕生した「生活科」の理論開発や政策導入にも尽力した中野氏による生活科の理論書の改訂版。1989年の学習指導要領との共通点を確認しながら、より理解を深めて読むことができる本であった。 印象的なのは、以下のような […]
南里悦史・井上豊久・緒方泉・上野景三編著(2010)『子どもの生活体験学習をデザインする』光生館.
子どもたちが生活の中で経験できる「生活体験」が減ってきていて、それを保障する環境や教育をしなければいけない、という点が本書全体を通して指摘されています。この「生活体験」という概念の捉え方が重要になりそうです。この本は「生 […]
Craig Kridel, Robert V. Bullough Jr.(2007).Stories of the Eight-Year Study: Reexamining Secondary Education in America, State University of New York Press.
米国教育史においても著名な8年研究の再解釈を行った本です。8年研究は、歴代の先行研究でも著名であるものの、一面的なイメージで語られている部分が多いとされています。8年研究は、一般的には、1930年代に主に実施され、進歩主 […]
今村光章他(2016)『環境教育学の基礎理論:再評価と新機軸』法律文化社.
全体を通して、環境教育の学理論や原理論、学問論を問い直そうとする意識が随所に現われており、この分野の研究者・実践者のアイデンティティや葛藤を感じられる本になっている気がする。とりわけ印象に残ったのは、環境教育の持つ政治性 […]
山内紀幸編著(2022)『探究プロジェクトの最前線:国際バカロレア(PYP)の理論と実践』一藝社.
IBやPYPの理念を学べるだけでなく、実践事例を読む読み物としても面白かった。山梨学院幼稚園・小学校にPYPを導入する際の事例を中心としながら、3歳~12歳までの幼児教育・小学校段階のIBのカリキュラムやその運営の工夫や […]
原田信之・須本良夫・友田靖雄編著(2011)『気づきの質を高める生活科指導法』東洋館出版社.
以前に読んだ須本良太(2018)『生活科で子どもは何を学ぶか:キーワードはカリキュラム・マネジメント』東洋館出版社.と同じく、子どもたちの認知的な側面をしっかりと成長させようという意識が濃くみられる本で、とても参考になっ […]
内田聖子(2024)『デジタル・デモクラシー:ビッグ・テックを包囲するグローバル市民社会』地平社.
勉強になった。デジタルデータに関して私がこれまで読んでいた本は、「マイクロ・ターゲティング」のように、その影響の大きさや怖さを詳述するものが多く、その対抗策については簡単にしか書かれていないものが多かった。それに対し本書 […]
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