実用本ではないが、執筆の負荷を緩和してくれそうなノウハウが沢山あった。ただ、インプットからアウトプットの変換に苦労したり、何度も赤入れをして自分の意見を言語化する自分のスタイルとは少しニーズが違ったかも。でも、「書くこと […]
読書メモ
ジェニファー・ラトナー=ローゼンハーゲン著:入江哲朗(2021) 『アメリカを作った思想:500年の歴史』筑摩書房.
『アメリカを作った思想』を読了。ヨーロッパとの差別化を目指し、先住民を他者化することで「アメリカらしさ」を整えていく過程が印象に残る。前提として、アメリカに特別感を当事者らが期待しており、保守化も、矛盾への自己批判も、ア […]
鈴木敏夫(2023)『スタヂオジブリ物語』集英社新書.
鈴木敏夫『スタジオジブリ物語』を読了。各作品の企画経緯や途中の紆余曲折が描かれている。特定作品に絞ると物足りなさもあるが、通史の魅力もある。あくまで作品を子どもに届けたいという想いが全体に感じられ、私自身が分かりやすい解 […]
水野直樹・駒込武・藤永壮編著(2001)『日本の植民地支配: 肯定・賛美論を検証する』岩波書店.
水野直樹他編『日本の植民地支配: 肯定・賛美論を検証する』を読了。肯定・賛美論の誤りを指摘することに力点が置かれているが、解釈の多面性を示し、あえて歯切れ悪く論じている箇所も。約60ページ、20個の問いでまとめる苦労が推 […]
谷川彰英(1988)『柳田国男と社会科教育』三省堂.
谷川彰英『柳田国男と社会科教育』を読了。戦後教育を考える際に、社会にしても道徳にしても、戦後以前に日本にあったものを再発見・吟味していくべき、という立場が特徴的。これは宮本常一含め、民俗学ルーツの特徴なのかも。谷川氏の地 […]
平田オリザ(2012)『わかりあえないことから:コミュニケーション能力とは何か』講談社現代新書。
目次は以下の通りです。 第1章 コミュニケーション能力とは何か?第2章 喋らないという表現第3章 ランダムをプログラミングする第4章 冗長率を操作する第5章 「対話」の言葉を作る第6章 コンテクストの「ずれ」第7章 コミ […]
竹端寛(2023)『ケアしケアされ、生きていく』ちくまプリマ―新書.
目次は以下の通りです。 第1章 ケア?自分には関係ないよ!第2章 ケアって何だろう?第3章 ケアが奪われている世界第4章 生産性至上主義の社会からケア中心の社会へ 著者自身の育児の経験などを軸にしながら、この社会をケアの […]
佐藤隆之(2018)『市民をつくる学校:アメリカ進歩主義教育の実験』勁草書房.
目次は以下の通りです。 はしがき序章 アメリカ進歩主義教育における市民育成の実験第一章 「主体的市民」を育てる――ホーレスマン初等部における実験第二章 ホーレスマン・スクールの教育環境――市民育成の舞台第三章 市民性プロ […]
石井英真(2023)『授業が変わる 学習評価深化論』図書文化.
目次は以下の通りです。 第1章 評価改革の本質を問う――成績を付けることだけが評価じゃない第2章 なぜ観点別評価が強調されるのか第3章 授業や評価の軸となる目標とは第4章 「学びの舞台」をどうつくるか補論 教育評価論のエ […]
津止正敏(2021)『男が介護する―家族のケアの実態と支援の取り組みー』中公新書.
介護に携わる男性の生活の実態や関係者の思い、そこから見える日本社会の今後の展望などが描かれています。 論点は制度面から歴史、他国の状況など、多岐にわたっているのですが、感情移入しそうになるようなエピソードが豊富に語られて […]
最近のコメント