https://amzn.asia/d/5ii4QC4 『結婚の社会学』を読了。結婚をテーマに「常識を疑うのが社会学」と述べた上で、様々な「常識」を揺さぶっていく展開がとても良い。例えば、「友達とは家族になれないのか?」 […]
読書メモ
三宅香帆(2024)『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』集英社新書.
https://amzn.asia/d/0XfiiF5 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を読了。本のタイトルの問いへの予想が、いい意味で裏切られた楽しい時間だった。「読書との関わり方」の話と、「労働と文化の両立」 […]
佐々木毅(1993)『アメリカの保守とリベラル』講談社.
https://amzn.asia/d/8veeYmv 『アメリカの保守とリベラル』を読了。保守とは/リベラルとは何か?の問いに米国1960~90年代初頭の文脈から論じた本。保守対リベラルの対立が顕在化するのは1960年 […]
飯田一史(2023)『「若者の読書離れ」というウソ: 中高生はどのくらい、どんな本を読んでいるのか』平凡社新書.
『「若者の読書離れ」というウソ』を読了。若者のイメージ、読書のイメージを揺さぶられる情報や、改めて考えたい論点も多かった。本書の主張としては、今の若者が読書をしない訳ではなく、むしろ読書量が増した点、多くの若者の読書離れ […]
神野直彦(2024)『財政と民主主義:人間が信頼し合える社会へ』岩波新書.
『財政と民主主義』を読了。一番印象に残るのは、タイトルにもある通り、本書が「財政とは、経済システムと政治システムの綱引きの場」と捉えていること。政治システムが私的所有権や、「お金儲けしてよい領域」を規定し、財政が社会統合 […]
浅羽通明(2006)『右翼と左翼』幻冬舎新書.
『右翼と左翼』を読了。「右翼と左翼って何ですか?」の問いに答えようとした本。特に現代において「右と左」が分からなくなっている原因を、世界史・日本史含め、様々な視点から考察。著者の言葉選びや主張に批判の声もありそうだが、考 […]
サトウタツヤ他編(2019)『質的研究法マッピング』新曜社.
『質的研究法マッピング』を読了。質的研究の多様性を把握できていない私には、とても良い量感の本だった。多様な研究方法を四象限のマトリックスに整理。構造と過程、実存性と理念性の軸で捉えている。 テキスト化されたデータを分析す […]
戸谷洋志(2016)『Jポップで考える哲学:自分を問い直すための15曲』講談社.
『Jポップで考える哲学』を読了。Jポップの歌詞を哲学的に考察しようとする本。「自分」「恋愛」「時間」「死」「人生」の5点を合計15曲のJポップで考察。私も15曲は全部知ってたが、言われてみればこの歌詞どういう意味?という […]
ロビン・D・G・ケリー著:村田勝幸訳『「人種か、階級か」を超えて:大恐慌期アラバマにおけるコミュニストの闘い』彩流社.
『「人種か階級か」を超えて』を読了。理解度はイマイチで反省しきり。「人種や階級、ジェンダー、セクシュアリティなどを競合するカテゴリーではなく、連動するカテゴリーとして捉えるという見方や姿勢」というインターセクショナリティ […]
南彰(2024)『絶望からの新聞論』地平社.
『絶望からの新聞論』を読了。現代の「新聞」というメディアの発信・役割の難しさや、権力に対抗する攻めた報道をすることの難しさについて、様々な視点から論じられている。一番印象に残るのは、著者が朝日新聞社を退社するまでの、同新 […]
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