読書メモ

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豊下楢彦(2025)『「核抑止論」の虚構』集英社新書.

20世紀の軍拡・軍縮の歴史や論点を押さえつつ、核抑止論を考察しようとした本だと理解した。どうすれば互いに軍縮ができるのか、という論点の中に、「精神病理的な論理」や「狂人の論理」をいかに乗り越えていくべきかが問われているこ […]

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柳澤協二他(2022)『非戦の安全保障論:ウクライナ戦争以後の日本の戦略』集英社新書.

自衛隊をはじめとする安全保障の議論を、ウクライナ侵攻と関連付けて論じた本。一番大きな論点は、ロシアのウクライナの侵攻によって、「抑止の論理」が揺らいでいる点(p.201.)だと読んだ。アメリカは「抑止」によってロシアを止 […]

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石田南穂(2024)『我が友、スミス』集英社.

スポーツジムに通う会社員の主人公がトレーナーにボディ・ビル大会への出場をすすめられ、大会にむけて様々な準備をしていく。筋トレ、ボディービルに関する圧倒的に詳しくリアルな描写と、大会で求められる「女性らしさ」と葛藤する様子 […]

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河原温(1996)『中世ヨーロッパの都市世界』(世界史リブレット)山川出版社.

1995年の著作ではあるが、読んで学べる点が多くあった。中世都市が「自由」「自治」のポジティブなイメージで語られがちである潮流があるのに対して、その再検討を行う内容となっている。例えば、「都市の空気は自由にする」などと言 […]

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村川雅弘編(2002)『子どもたちのプロジェクトS: 総合的な学習-8つの熱き挑戦!』NHK出版.

総合的な学習の時間のリアルな実践記録として、読み応えのある内容だった。田村学・廣瀬志保編『「探究」を探究する―本気で取り組む高校の探究活動』にも似た印象を持ったが、実践の面白そうな雰囲気や熱っぽさを伝える記述の価値を改め […]

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江利川 春雄(2022)『英語教育論争史』講談社.

「たいへんな労力をかけた割には、使えるまでにはならない。それが英語だ」(p.3.)という話が、戦前から連綿と形を変えて論争の火種になってきたことがよくわかる本だった。英語教育の価値を論じる際に、実用面を強調する立場と、教 […]

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今泉みね子(2018)『ようこそ難民!:100万人の難民がやってきたドイツで起こったこと』合同出版.

ドイツ人の少年や家族が、シリアから来た難民家族と出会い、関わり合いを持って行く過程が中心に描かれたフィクションの物語である。ディテールや感情が深く描かれているので、通常のニュース記事等では推察できない人々の気持ちの揺れ動 […]