メモ

読書メモ

河原温(1996)『中世ヨーロッパの都市世界』(世界史リブレット)山川出版社.

1995年の著作ではあるが、読んで学べる点が多くあった。中世都市が「自由」「自治」のポジティブなイメージで語られがちである潮流があるのに対して、その再検討を行う内容となっている。例えば、「都市の空気は自由にする」などと言 […]

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村川雅弘編(2002)『子どもたちのプロジェクトS: 総合的な学習-8つの熱き挑戦!』NHK出版.

総合的な学習の時間のリアルな実践記録として、読み応えのある内容だった。田村学・廣瀬志保編『「探究」を探究する―本気で取り組む高校の探究活動』にも似た印象を持ったが、実践の面白そうな雰囲気や熱っぽさを伝える記述の価値を改め […]

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江利川 春雄(2022)『英語教育論争史』講談社.

「たいへんな労力をかけた割には、使えるまでにはならない。それが英語だ」(p.3.)という話が、戦前から連綿と形を変えて論争の火種になってきたことがよくわかる本だった。英語教育の価値を論じる際に、実用面を強調する立場と、教 […]

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今泉みね子(2018)『ようこそ難民!:100万人の難民がやってきたドイツで起こったこと』合同出版.

ドイツ人の少年や家族が、シリアから来た難民家族と出会い、関わり合いを持って行く過程が中心に描かれたフィクションの物語である。ディテールや感情が深く描かれているので、通常のニュース記事等では推察できない人々の気持ちの揺れ動 […]

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早瀬博典(2025)『アメリカ社会科のインクルージョン理念と方略』東信堂.

アメリカ社会科が、主に障がいのある子どもや人々をどのように教育を通して包摂しようとしてきたか、その思想と方略を明らかにした本だった。本書では、インクルージョンの理念は、「能力主義の社会科」から、「他者との関係と潜在能力を […]

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須本良太(2018)『生活科で子どもは何を学ぶか:キーワードはカリキュラム・マネジメント』東洋館出版社.

生活科にとっての「気づき」の重要性を軸に、本全体が構成されているように読めた。本書では、生活科と他教科との決定的な違いとして、①自分自身への気づきを大切な学習活動としていること②具体的な活動や体験を通して行われる学習方法 […]

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アマンダ・リプリー (2024訳)『High Conflict:よい対立 悪い対立 :世界を二極化させないために』ディスカヴァー・トゥエンティワン.

 面白かった。意見の対立する議論が行われる際に、「二項対立」的に議論を重ねてしまうと、対立がエスカレートして、相手に対する反感や嫌悪感がどんどん増していく「不健全な対立」となることが示されている。そのような対立は、仮にお […]