https://amzn.asia/d/eWflHzW 『思いがけず利他』を読了。利他とは何かを考察した本。本書の論の軸が、ジャックアタリが述べるような「合理的利他」論への批判にあると理解した。本書では、利他的行為がとも […]
メモ
小森陽一(2001)『ポストコロニアル』岩波書店.
『ポストコロニアル』を読了。刺激的な本だった。 戦前、戦後の日本を植民地主義の視点から考察した本。本書の最重概念の一つが「自己植民地化」だと私は理解した。自国の領土確保のために自国の制度や文化、国民の発想を、欧米という他 […]
古川光弘(2022)『有田和正に学ぶ発問・授業づくり』黎明書房.
https://amzn.asia/d/32BdW11 『有田和正に学ぶ発問・授業づくり』を読んだ。有田氏の教材・授業開発研究所の事務局を務めた著者が、有田氏の授業論の特徴を論じた本。代表的な実践や考え方の紹介がなされて […]
安藤昭子(2024)『問いの編集力 思考の「はじまり」を探究する』ディスカヴァー・トゥエンティワン.
https://amzn.asia/d/bTcLzs2 『問いの編集力』を読んだ。松岡正剛氏に師事し、編集工学を専門とする著者。探究が生まれる最初の疑問はどのように始まるのか?を様々な視点から論じている。 「「問う」とい […]
吉見俊哉(2007)『親米と反米:戦後日本の政治的無意識』岩波新書.
https://amzn.asia/d/42l2PAc 『親米と反米』を読んだ。戦後日本の体制・文化が基本的には親米的なものであったとした上で、「『親米』日本」が歴史的に形成される経緯や、戦後史上での反米意識と親米意識の […]
谷口雄太(2021)『分裂と統合で読む日本中世史』山川出版社.
https://amzn.asia/d/2KVliLg 『分裂と統合で読む日本中世史』を読んだ。歴史学研究において、網野善彦氏の解釈が出てきた研究史的文脈やそのインパクト、その後の中世史研究の動向を大まかに把握する上で大 […]
日本教師教育学会監修(2024)『大学における教員養成の未来: 「グランドデザイン」の提案』学文社.
https://amzn.asia/d/chyPRbI 『大学における教員養成の未来』を読んだ。実践的指導力の育成はもとより、教職コアカリキュラムの策定などが進む中で、大学における教員養成のビジョン、更にいえば、教育学の […]
デレック・ヒーター著:田中俊郎・関根政美訳(2012)『市民権とは何か』 (岩波人文書セレクション) 岩波書店.
https://amzn.asia/d/38zuF90 『市民権とは何か』を読みました。何度も読み直してしまう本。市民性の教育の歴史を考える上で、古代から続く共和主義的な市民権の論点と後発する自由主義的な市民権の交差する […]
【映画54】『ロス暴動 -25年目の真実と今も残る差別-』
『ロス暴動』を観た。1992年に黒人男性ロドニー・キングに暴行をした白人警官が無罪になり、大規模な暴動が起きた経緯を詳述。BLM運動の背景とも言える。人種差別への抵抗としての暴動の意義、暴動が無法状態化する様子、警察権力 […]
【映画53】『ビリーブ:未来への大逆転』
映画『ビリーブ』を観た。米国の税法における男女差別を初めて認め、その後の多くの法改正に影響を与えた裁判を描いた作品。女性を理由に弁護士になれなかった主人公が、経験不足を乗り越えて裁判に勝つ場面に見入ってしまった。日本の税 […]
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