多義的に用いられがちな「批判的思考」の論点をまとめてくれている本。批判的思考の研究の幅広さが実感できて、勉強になった。批判的思考の諸概念として「反省性・省察性」「合理性・論理性」「批判性・懐疑性」の三つの視点から捉えよう […]
メモ
エリサベス・アルネール、ソルヴェイ・ソーレマン著:伊集守直他訳(2021)『幼児から民主主義: スウェーデンの保育実践に学ぶ』新評社.
とても良い本でした。保育のことを書いているのですが、その論点の本質は、小学校以降の問題解決学習や、高校にまでに至る探究的な学習とも通ずる点が多いように感じました。 「影響力」「責任」「イニシアティブ」という言葉が、個人的 […]
バーバラ・A・シュルツ・ジョーンズ、ダイアン・オバーグ編:大平睦美他訳(2016)『IFLA学校図書館ガイドラインとグローバル化する学校図書館』学文社.
学校図書館の日本の立ち位置が気になり、手に取った本でした。まだまだ理解は浅いですが、初めて知ることも多く、勉強になりました。 1970年代以降に国際的な意味での学校図書館基準やガイドラインの作成が始まり、同時期にIFLA […]
根本 彰(2019)『教育改革のための学校図書館』東京大学出版会.
根本先生の著書『図書館教育論』を読んだ際に、日米の学校図書館の歴史を比較する意義を強く感じたのですが、この本でも、歴史的なアプローチの強みを感じました。 その上で、幾つか気付いた点を記録しておきます。 日米比較をした場合 […]
南川文里(2024)『アファーマティブ・アクション:平等への切り札か、逆差別か』中公新書.
南川先生の本は既に何冊か読ませていただいていますが、アファーマティブアクションの歴史や現在を理解するうえで、とても勉強になりました。いくつか感想をメモしておきます。 一つは、制度的人種主義とは何か?という視点は今も有効で […]
渡辺 貴裕(2026)『教師のためのリフレクションと対話:「やってみての気づき」を授業検討会や校内研究に活かす』日本標準.
渡辺貴裕先生の著書はこれまでにも拝読させていただき、模擬授業の場を重視するスタイルや、コルトハ―ヘンのALACTモデルをベースにお話されている論理構成も含め、大変勉強になると共に、非常に共感して読むことが多かったです。本 […]
伊藤実歩子編(2020)「変動する大学入試:資格か選抜かヨーロッパと日本』大修館書店.
ヨーロッパ諸国の大学入試制度の実態や、制度的な葛藤を論じた本でした。日本の入試制度や学校文化を問い直す上で、勉強になります。 いくつか印象に残った点をメモしておきます。 第一に、国にも寄りますが、口述試験の重要性が意識さ […]
傘木宏夫(2021)『再生可能エネルギーと環境問題:ためされる地域の力』自治体研究社.
再生可能エネルギーと地域との関係に焦点を当てて、論じられている本でした。 地域経済の活性化の観点から、以下のように第一章に示されています。 再生可能エネルギーの生産には、原動力となる資源が生産拠点の近くで豊富にとれるこ […]
青木美希(2026)『それでも日本に原発は必要なのか? 潰される再生可能エネルギー』文春新書.
タイトルにもあるように、なぜ再生可能エネルギーが日本でなかなか広がらず、脱原発が進まないのか、について論じられています。 世界的には、再エネの普及及び持続可能な利用を促進する国際再生可能エネルギー機関 (IRENA)が2 […]
山井和則・斉藤弥生(1994)『体験ルポ 日本の高齢者福祉』岩波新書.
高齢者介護の様々な施設を取材した記録です。当時はまだ介護保険制度はありません。それゆえに、介護の公的負担をめぐる論争性を、この本の中に見ることができます。例えば以下のような指摘です。 高齢社会の福祉ビジョンの議論をすると […]
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