水野直樹他編『日本の植民地支配: 肯定・賛美論を検証する』を読了。肯定・賛美論の誤りを指摘することに力点が置かれているが、解釈の多面性を示し、あえて歯切れ悪く論じている箇所も。約60ページ、20個の問いでまとめる苦労が推 […]
読書メモ
谷川彰英(1988)『柳田国男と社会科教育』三省堂.
谷川彰英『柳田国男と社会科教育』を読了。戦後教育を考える際に、社会にしても道徳にしても、戦後以前に日本にあったものを再発見・吟味していくべき、という立場が特徴的。これは宮本常一含め、民俗学ルーツの特徴なのかも。谷川氏の地 […]
平田オリザ(2012)『わかりあえないことから:コミュニケーション能力とは何か』講談社現代新書。
目次は以下の通りです。 第1章 コミュニケーション能力とは何か?第2章 喋らないという表現第3章 ランダムをプログラミングする第4章 冗長率を操作する第5章 「対話」の言葉を作る第6章 コンテクストの「ずれ」第7章 コミ […]
竹端寛(2023)『ケアしケアされ、生きていく』ちくまプリマ―新書.
目次は以下の通りです。 第1章 ケア?自分には関係ないよ!第2章 ケアって何だろう?第3章 ケアが奪われている世界第4章 生産性至上主義の社会からケア中心の社会へ 著者自身の育児の経験などを軸にしながら、この社会をケアの […]
佐藤隆之(2018)『市民をつくる学校:アメリカ進歩主義教育の実験』勁草書房.
目次は以下の通りです。 はしがき序章 アメリカ進歩主義教育における市民育成の実験第一章 「主体的市民」を育てる――ホーレスマン初等部における実験第二章 ホーレスマン・スクールの教育環境――市民育成の舞台第三章 市民性プロ […]
石井英真(2023)『授業が変わる 学習評価深化論』図書文化.
目次は以下の通りです。 第1章 評価改革の本質を問う――成績を付けることだけが評価じゃない第2章 なぜ観点別評価が強調されるのか第3章 授業や評価の軸となる目標とは第4章 「学びの舞台」をどうつくるか補論 教育評価論のエ […]
津止正敏(2021)『男が介護する―家族のケアの実態と支援の取り組みー』中公新書.
介護に携わる男性の生活の実態や関係者の思い、そこから見える日本社会の今後の展望などが描かれています。 論点は制度面から歴史、他国の状況など、多岐にわたっているのですが、感情移入しそうになるようなエピソードが豊富に語られて […]
鷲田清一(2006)『「待つ」ということ』株式会社KADOKAWA.
「待つ」という言葉の意味を、広げたり、新たなものにしてくれる本だと感じました。以下、要約というよりも完全に私が本書から感じたことなのですが、記録しておきます。 一般的な「待つ」を超えた見方が、本書から学ぶことができます。 […]
井手英策(2019)『いまこそ税と社会保障の話をしよう』東洋経済新報社.
目次は以下の通りです。 第1講 勤労国家・日本「働かざる者食うべからず」の自己責任社会第2講 僕たちの社会は変わってしまった―大転換する日本経済第3講 「頼りあえる社会」は実現できる―ちょっといい未来を想像してみる第4講 […]
角田将士(2023)『学校で戦争を教えるということー社会科教育は何をなすべきかー』学事出版.
目次は以下の通りです。 第1章 なぜ「戦争と平和」を社会科で教えることが必要なのか第2章 社会科において「戦争と平和」はどのように教えられてきたのか第3章 「戦争と平和」をテーマにした社会科授業づくりのポイント第4章 「 […]
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