読書メモ

井上智洋(2023)『AI失業:生成AIは私たちの仕事をどう奪うのか?』SB新書.

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全体の半分の仕事がAIかロボットに代替される、という約10年前に発表された。それ以降、生成型AIの登場で、素人の私にはより一層将来・未来像が分からなくなりつつある。そんな中で読んだ本。テクノロジーの進歩によって雇用が喪失し、新たな雇用が発生するという、「技術的失業」は確実に発生するであろうという路線で論は書かれている。ややマイルドに書かれているものの、一気にニーズを失う職種・業界(本書では特に「クリエーター」が挙げられていた)にいる人は、やはり大変だろうと思う。本の最後の方には、脱労働社会の構想やそれに伴うベーシックインカムの主張も少し描かれている。「人間にとって、機械ではなく人間であると証明することが難しくなってきた」(p.231.)や「多くの人たちは、じつは思考していない、あるいは思考していないはずのAIでも言える程度の思考しかしていない」(p.233.)の指摘が強烈で、逆に思考とは何か?という点を振り返るきっかけを改めて貰った気がする。

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