読書メモ

長倉顕太(2024)『移動する人はうまくいく』すばる舎.

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『移動する人はうまくいく』を読了。日頃読まない種類の本だが、学生からの紹介で読んだ。例えるならば、鷲田清一『「待つ」ということ』や中島岳志『おもいがけず利他』などと対極にある発想のように感じた。「国に頼らず生きる意識を持つ」(p.203)などが本の根底にある社会認識を示しているように、個人的には思えた。

貪欲にインプットやアウトプットをするノウハウも書かれており、参考になった部分もある。何事も「選択肢を増やす」を判断基準に行動すべきと指摘がなされている。選択肢が増えると人は「幸せ」になれるのかと、その点を何度も考えさせられる本だった。

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