映画『おいしいコーヒーの真実』を観た。支援を受けるよりも自立がしたい。そのためには貿易が必要だ、という現地の人々の声が印象に残る。アメリカの街中でコーヒーを飲む人々の姿が、この作品では痛々しく見える。消費者へ画面越しに訴えてくる現地の生産者の声は重たい。
結果として、今はよく聞く「フェアトレード」が本当にその理念を反映しているかも再考させられる。また、生産者も良くないと分かりつつ、生活のために麻薬栽培をし、それが結果高値で売れる状況も描写されている。以前に観た『ブラッド・ダイヤモンド』を思い出す作品だった。