2019年度 特別活動論

春学期

学校における特別活動に関する授業を通して、学校教育における集団作りのための教育活動のあり方について探究します。具体的には、生徒会や学級会、学校行事などに関する意義を検討し、様々な論点や資料を読み進め、議論をすることを通して、履修者自身の意見を構築することを目指しています。

【2019年度内で既に終了した授業内容を、随時簡単に紹介します。】

第1回 ガイダンス:本授業の最終ゴールを共有する
第2回 特別活動の履修者同士の経験の共有
第3回 学校教育の目的と特別活動論の目的の比較検討:ダイヤモンドランキングを通して
第4回 学級活動の運営と実践(1):学級の必要性とその語られ方の変容
第5回 学級活動の運営と実践(2):大西忠治の学級集団づくり論についての賛否両論
第6回 学級活動の運営と実践(3):民主的な学級づくりと教師の役割
第7回 生徒会活動と学校運営への生徒の参加(1):国内の生徒会活動の事例紹介
第8回 生徒会活動と学校運営への生徒の参加(2):主権者教育のプログラムの体験
第9回 生徒会活動と学校運営への生徒の参加(3):生徒の政治活動と旭丘中学校事件について
第10回 海外の学校の事例との比較分析:サドベリースクールを事例として
第11回 学校行事の特徴と課題(1):体育祭を通して考える学校行事の意義
第12回 学校行事の特徴と課題(2):討論「卒業式は厳粛でなければならないのか」
第13回 特別活動の意義の振り返りと発表(1):振り返りと次回の発表準備
第14回 特別活動の意義の振り返りと発表(2):最終パフォーマンス課題の発表会
定期試験

秋学期

【この授業のねらい】
1.日本の学校教育における特別活動の領域の独自性と特殊性について自分の言葉で説明できるようになること。
2.特別活動に関する事例の分析を通して、それぞれの理論的特徴を詳しく説明できるようになること。
3.特別活動論の計14回の授業を通して、自主的・実践的に学ぶことの意義について、自分なりの体験や意見を元にして、言語化できるようになること。
4.特別活動論の論点をクラスで探究する際に、他者の問いを投げ掛け、他者の問いに耳を傾けることを通して、探究の共同体をつくることに意識的に貢献するようになること

【授業計画】
第1回 ガイダンス:本授業の最終ゴールを共有する
第2回 特別活動の履修者同士の経験の共有
第3回 特別活動論の目的の比較検討:ダイヤモンドランキングを通て
第4回 学校行事の特徴と課題(1):体育祭を通して考える学校行事の意義
第5回 学校行事の特徴と課題(2):討論「卒業式は厳粛でなければならないのか」
第6回 生徒会活動と学校運営への生徒の参加(1):国内の生徒会活動の先進事例紹介
第7回 生徒会活動と学校運営への生徒の参加(2):学校の中での民主主義について考える
第8回 生徒会活動と学校運営への生徒の参加(3):主権者教育と教師の政治的中立性
第9回 海外の学校の事例との比較分析:サドベリースクールを事例として
第10回 学級活動の運営と実践(1):学級の必要性について歴史的・比較教育的に考える
第11回 学級活動の運営と実践(2):民主的な学級づくりと教師の役割――実践記録を読んでみる――
第12回 学級活動の運営と実践(3):大西忠治の学級集団づくり論についての賛否両論
第13回 特別活動の意義の振り返りと発表(1):振り返りと次回の発表準備
第14回 特別活動の意義の振り返りと発表(2):最終パフォーマンス課題の発表会
定期試験