読書メモ

日本環境教育学会(2019)『環境学習のラーニング・デザイン:アクティブ・ラーニングで学ぶ持続可能な社会づくり』キーステージ21.

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計14テーマの範囲を、それぞれ実施可能な授業方法を併せて掲載・提案している。関連する授業を運営する授業者にとって、非常に参考になる本だろうと感じた。通読した際に、もちろん各章のアプローチに好みの差はあるが、特に、7章、9章、10章あたりの教材と方法の組み合わせは、私好みのようにも感じて、今後の参考にしたいと思う。第7章の「外国人労働者問題」を環境教育として主題に扱っている点や、「戦争は最大の環境破壊」(p.47.)として、人類活動による環境破壊を論じる点、第9章で日本の中山間地域の再活性化を主題に挙げている点など、環境教育の射程の広さをこの本でも感じることができた。
「SDGsと具体的なアクション」(pp.28-29.)でも、自分の普段の生活での取り組みだけでなく、国際機関などが世界中で取り組んでいる問題を知り、それを応援する方法を考えるのも立派な国際協力の一つである点や、「家庭内・学校内・地域内、国内・国外、長期的・短期的、直接的・間接的等」といった様々な視点から考えることが重要であるともされる。幅広い視野で考えるための、様々な事例の紹介や、一見するとポジティブな国際協力の功罪を見通す批判的な視点など、様々な知見を交えて授業をしていく必要があるように思えた。

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