最近読んだ本の感想メモの情報です。(一部のみ掲載しています。青地タイトルからリンクに飛べます。) 2026年の読書記録メモ(一部のみ掲載しています。青地タイトルからリンクに飛べます。) 【本6】清水晶子、ハン・トンヒョン […]
2026年1月
早瀬博典(2025)『アメリカ社会科のインクルージョン理念と方略』東信堂.
アメリカ社会科が、主に障がいのある子どもや人々をどのように教育を通して包摂しようとしてきたか、その思想と方略を明らかにした本だった。本書では、インクルージョンの理念は、「能力主義の社会科」から、「他者との関係と潜在能力を […]
須本良太(2018)『生活科で子どもは何を学ぶか:キーワードはカリキュラム・マネジメント』東洋館出版社.
生活科にとっての「気づき」の重要性を軸に、本全体が構成されているように読めた。本書では、生活科と他教科との決定的な違いとして、①自分自身への気づきを大切な学習活動としていること②具体的な活動や体験を通して行われる学習方法 […]
鈴木邦成(2017)『トコトンやさしい小売・流通の本』日経工業新聞社.
「流通」に関する経済学習の教材研究に良い本だと感じた。卸売業が低迷し、小売業が勢いを強める状況について背景を説明しつつ、小売業と卸売業の垣根がなくなりつつあることを指摘している。さらに、インターネット販売の存在感が日に日 […]
アマンダ・リプリー (2024訳)『High Conflict:よい対立 悪い対立 :世界を二極化させないために』ディスカヴァー・トゥエンティワン.
面白かった。意見の対立する議論が行われる際に、「二項対立」的に議論を重ねてしまうと、対立がエスカレートして、相手に対する反感や嫌悪感がどんどん増していく「不健全な対立」となることが示されている。そのような対立は、仮にお […]
菊池馨実(2019)『社会保障再考:〈地域〉で支える』岩波新書.
地域を軸にした社会保障のあり方を摸索した本。生活困窮者支援制度を代表例としながら、金銭、現物、サービスを含む「給付」を体系としてきた従来の社会保障制度の系譜とは別の「各人の個別的なニーズやさまざまな生活上の困難を受けとめ […]
山本圭(2024)『嫉妬論:民主社会に渦巻く情念を解剖する』光文社新書.
民主主義社会が、嫉妬感情と分かちがたく繋がっていることを論じた本。個人的に印象に残ったのは、上方嫉妬と下方嫉妬の関係の複雑さについてだった。例えば、ヌスバウムが、嫉妬感情が民主社会の脅威になると議論している中で、「過度な […]
ダニエル・ゴールマン、ピーター・センゲ著(2022訳)『21世紀の教育:子どもの社会的能力とEQを伸ばす3つの焦点』ダイヤモンド社.
「社会性と感情の学習(SEL」の重要性を説きつつ、その可能性を広い視野で論じている本だった。本書の原題にもある「トリプルフォーカス」において注目すべき三点とは、「自己」「他者」「社会」だという。その中でとりわけ「自分が自 […]
藤原和博(2014)『もう、その話し方では通じません。』中経出版.
独り言ではなく「共感させる」話をする、とか、「相手の頭の中に書く(描く)」という感覚、とか、相手の頭の中にあるモノに例える、とか、いずれも耳が痛い話ではある。相手に共感を促したり、相手の頭の中に書くには、相手の興味関心を […]
木下理仁(2023)『難民のハテナがわかる本』太郎次郎社エディタス.
このハテナシリーズは、国籍のハテナの本に続き、分かりやすい。個人的には、UNHCRの保護対象を国内避難民に広げる転換の詳しい経緯や、緒方貞子さんの人生について興味が惹かれた。日本の難民受け入れ状況の厳しさを理解する上で、 […]
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