https://amzn.asia/d/aLLGuMI 『「大学における教員養成」の日本的構造』を読んだ。印象に残るのは、「開放制」概念の揺らぎが、とりわけ現代の市場原理や規制緩和の文脈の中でより顕著になっている点だった […]
2025年1月
北原モコットゥナシ・田房永子(2023)『アイヌもやもや: 見えない化されている「わたしたち」と、そこにふれてはいけない気がしてしまう「わたしたち」の。』303BOOKS.
https://amzn.asia/d/4uUgXBf 『アイヌもやもや』を読んだ。読みやすい漫画と、概念的・学問的な説明、アイヌに関わる様々な「モヤモヤ」するエピソードの具体性など、情報豊富で勉強になった。「○○に会っ […]
有田和正(2005)『教科書の使い方を変え子どもに力をつける』明治図書.
https://amzn.asia/d/iHPMzkw 『教科書の使い方を変え子どもに力をつける』を読んだ。有田氏が「『教科書を教えること』に徹すること」を主張する意味に興味惹かれた。有田氏にとって「教科書を教える」とは […]
宗實直樹(2024)『「発問」のデザイン:子どもの主体性を育む発想と技術』明治図書.
https://amzn.asia/d/dWTX2Wt 『「発問」のデザイン』を読んだ。著者の読書量、引用される知見の広さに脱帽。「発問」の論点を網羅的に書いている点が本書の最大の強みだと感じるが、同時に、授業の骨格的な […]
宮入恭平(2015)『J−POP文化論』彩流社.
https://amzn.asia/d/3JOa3XA 『J-POP文化論』を読んだ。一番面白かったのは、J-POPの政治性に関する考察。1960年代ロックを代表格に、「音楽ジャンルがアイデンティティを表す時代」から、1 […]
【映画50】13デイズ
映画『13デイズ』を観た。1962年「キューバ危機」に、海上封鎖かキューバ侵攻かで揺れる13日間のホワイトハウスを描いた作品。海上封鎖の戦略について、「これは言語なんだ」と述べていたのが印象的。 「ザ・アメリカの視点」と […]
【映画49】『破戒』
映画『破戒』を観た。全国水平社創立100周年記念映画。「人間は愚かではない。弱いんだ。」という言葉が印象に残る。 固有の文脈にも学びつつ、同じようなことが繰り返され続けているという眼で、現代社会を捉えたい。 原作も読んで […]
【映画48】『スープとイデオロギー』
映画『スープとイデオロギー』を観た。視聴し終わった上で、タイトルに込められた意味を改めて考えさせられる。何度も登場するスープや食卓や日常の日々と、あまりにも重たい現代史と日本、韓国、北朝鮮への交錯する思いと。 すごい映画 […]
【映画47】『白い暴動』
映画『白い暴動』を観た。1970年代後半のイギリスで、音楽を通して人種差別撤廃を主張し続けた若者たちによる運動に迫ったドキュメンタリー。 1970年代後半の経済が停滞し排外主義が広まるイギリスの雰囲気や、異なる音楽ジャン […]
高橋哲哉(2024)『沖縄について私たちが知っておきたいこと』ちくまプリマー新書.
https://amzn.asia/d/7jjBfpR 『沖縄について私たちが知っておきたいこと』を読んだ。沖縄の基地問題を理解するための歴史や諸問題をわかりやすく論じている本。やはり一番強烈なのは、本書で言われる「構造 […]
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