映画『青い山脈』を観た。1949年今井正監督。 学校での女生徒のトラブルをきっかけに広がる問題をめぐって、戦後の田舎の封建的な風土と闘う人々を描いている。「民主化」「自治」の語の光と影を感じる場面が多かった。映画ではハッピーエンド的に描かれるが、
泣き寝入りする例も多いのだろうし、学校が社会の価値観を反映する縮図でもあり、地域の守旧的な価値観が学校運営や教師の認識と切り離せないと改めて感じる。70年以上前の映画だが何故か既視感を感じる。当時に社会科が誕生したことも考えさせられるが、今はこの頃とどれだけ変わったのかとも。