図書新聞に渡部竜也先生の著書『主権者教育論―学校カリキュラム・学力・教師』(春風社)に関する書評を書かせて頂きました。ご興味がありましたら、以下のURLをご覧ください。
(ただ、定期購読が必要なようです。別の方法で読みたい方は、個人的に私までご連絡ください。)
書評のタイトルは、「主権者教育の目的論を吟味し、「真正な学び」の再構築を促す――教師の主体性と授業の社会文化的な文脈を踏まえた提案」です。
この書評は「民主主義の危機を探る」という同新聞の特集の中で、8冊紹介されているうちの一冊に関するものとなります。改めて、現代日本において本書が重要な意味を持つのだと感じています。
渡部先生は、院生時代に米国社会科成立史研究というマニアックで地味な研究をしていた私に対して、「この研究は重要な価値があるんだ」と心の底から思えるようなお言葉をよくくださいました。そういう言葉を渡部先生からもらえることが、当時の私には、本当に大きな励みになったのを覚えています。
今回の書評では、単に褒めるだけの内容にはなっていないので、ご本人からどういったご意見を頂くか心配ではありますが、これからも、先生の研究からより多くのことを学んでいきたい、そう再認識する機会となりました。