読書メモ

唐木清志編(2023)『社会科の「問題解決的な学習」とは何か』東洋館出版社.

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唐木清志編『社会科の「問題解決的な学習」とは何か』を読了。半分読んで積読になっていた。編者以外に12人の論考が載っているが、実践の示し方や主張の力点の置き方が多様で、その書きぶりの多様性自体が興味惹かれる。(例えば、問題解決的な学習のプロセスで、問題の考察・吟味の難しさをどう捉えるか。問いの質やそれが「深まる」の意味をどう捉えるか等。)

日常や身の回りにあっても子ども自身で気づかない「問題」もある。だからこそ問題解決学習は大切。でも、個人レベルでも社会レベルでも解決困難とされる問題もあり、生徒には他人事で縁遠く見えがちになる。

だからこそ「問いの構造化」や問いの吟味が重要になる。いくつかの事例からは、最初はごく身近な問いから、気づけば社会的に大きな問いへと広がり、最終的に身の回りの景色を変えていくような流れを感じた。問いに込める想いは論者によって違えども、最終的に「問い」に戻ってくる本のように思えた。

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